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マイアミコンドミニアム、4月のトップセール

コロナウイルス、パンデミックにより閉鎖が規制されていたビジネスが5月18日より徐々に開放となります。基本的に現時点では、Essential Business(必要なビジネスであるスーパーマーケット、テイクアウトレストラン、薬屋、病院、交通機関、不動産関連業を含む)以外は、営業をすることができませんが、5月18日からビジネス開放 ”第一段階” に入ることを発表しました。ほとんどのビジネスは営業することができますがスパ、バー、ジム、美容室、映画館、学校などはまだ営業できません。尚、レストランなど人が集まる場所は、収容キャパシティー50%までオープンすることができます。6月初旬には、ほとんど通常に戻るのではないでしょうか。
 
まだまだ規制の多い最中ですが、世界の富裕層から注目されるマイアミでは高額コンドミニアムが順調に売れています。4月に売却された高額コンドミニアムトップ3は、下記に通りとなっています。パンデミックの影響を受けない高額不動産の順調な売れ行きが目に着きます。
 
完成オープン間近の52階建コンドミニアムの4つのペントハウスのうちの一つ。床面積約8,000 SF。3,000 SFテラス、プライベートプール。$21,000,000で売却。
 
5ベッドルーム、5バスルーム、2ハーフバスルーム、7,500 SFを超えるフィッシャーアイランドの7階の物件。$13,000,000で売却。
 
建築中57階建のコンドミニアム。床面積約8,000 SF、2階建ペントハウス。$12,000,000で売り出していましたが買主が、全ての内装を希望したため$10,000,000で売却されました。
 
 

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コロナウイルスパンデミックによるマイアミ住宅不動産マーケットへの影響

 引き続き、世界的にコロナウイルスパンデミックの広がりが心配されていますが、フロリダ州ではすでにピークを過ぎたとの報道を聞くようになりました。州内でも最も感染者、死者が多かったマイアミデード郡でも5月には様々な規制を緩和する予定とのことです。コロナウイルスパンデミックによる不動産マーケットへの影響は、その期間、ダメージにより地域により大きく異なっているようです。

 マイアミ周辺では、2月までほとんど不動産マーケットへの影響は見られませんでした。3月にはいって投資家バイヤーを中心に売買を控える傾向が強まりましたが、実際の価格への影響は出ていません。2019年3月に比べ2020年3月の取引総数10%ほど減っていますが、売り出ている物件の総数には変化がありません。しかし、実際に取引されている物件の値段層が変わってきています。低価格層(約40万ドル以下)で活発な投資家が売り買いを控える傾向が強くなったことからエンドユーザー(セカンドホームを含む)の価格層(40万から80万ドル位)へと平均不動産価格、中央価格が上昇しました。2019年3月に比べ2020年3月は10%強の上昇となっています。

 立地条件、気候など住居を構える場所として最も人気を集めるフロリダ州東南部ではコロナウイルスパンデミックによる住宅不動産マーケットへの影響は他のエリア、州よりも少ないようです。

Miami-Dade March 2020 Snapshot

レガシーホテル&レジデンス

LEGACY HOTEL & RESIDENCES
 
マイアミのメガプロジェクト、マイアミワールドセンターの建設が着々と進んでいます。去年完成したパラマウント、トマイアミワールドセンターに隣接してレガシーホテル&レジデンスの基礎工事がまもなく始まります。255室がホテル使用、278室がコンドミニアムの形式で最上階には、マイアミでも例を見ないルーフトップアトリウム(ガラス張りのイベントスペース、プール、バー)があります。また、コンドミニアムの短期賃貸の規制がないので話題を集めています。マイアミワールドセンターは、去年オープンしたマイアミセントラル駅(マイアミからオーランド、タンパを結ぶ鉄道を建設中)から東へUS1号線(Biscayne Blvd.)までの30エーカーの地域でマイアミで最大の開発プロジェクトです。1700室、50万スクウェアフィーとの会議、展示施設をもつマリオットホテルの建設も近日中に始まります。レガシーホテル&レジデンスの完成は2022年を予定しています。詳しい情報については、直接お問い合わせください。
 

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2020年度マイアミメトロポリタンエリア、不動産マーケット予想

2020年度もバイヤーズマーケットが続くのでしょうか?

需要と供給のバランスによってそれぞれの物件の種類、価格層によって変わってくる事が予想されます。例えば、Kendall周辺の一軒家で$30万ドルから$40万ドルの物件であれば、確実にセラーズマケットとなるでしょう。しかし、Pinecrestのあたりで$500万ドル級の物件であればか確実にバイヤーズマーケットとなります。ブリッケル周辺のコンドミニアムのマーケットは、ローンを組む事が困難なためバイヤーズマーケットとなり続けるでしょう。同じマイアミでも地域、物件の種類、値段によって大きく変わってくるでしょう。尚、外国人バイヤーの回復が期待されないので全般的に国内のバイヤーズマーケットとなると予測されます。

 

2020年度は、どの地域の価格上昇が期待されますか?

去年のDoralに代わり、Edgewater周辺の価格上昇が予測されます。立地条件が大変に良く、既に投資家には好まれる地域となってきています。交通の便が良いのでこれからのますます成長する地域となるでしょう。その他、大規模な開発の進むWynwoodからMidtownにかけて、そして比較的に値段の安いままのAveturaのあたりを始め、Miami Beach、Sunny Islesの価格上昇が予想されます。

 

外国人バイヤーの撤退は今後続くのでしょうか?マイアミの不動産マーケットに影響を及ぼし続けるのでしょうか?

マイアミは気候が温暖なのでアメリカ北西部に住むミレニア人口とベビーブーマーの恩恵を受け続け、住むのにとても魅力的な場所としての地位を確立しています。その上、”所得税のない州”、”ホームステッド減税法”は、引き続き無視できないポジティブ要因としてアメリカ中の人々にとってさらになる注目を集め続けます。地元の経済も安定して成長しており、外国人バイヤーに依存する傾向は薄くなってくるでしょう。外国人バイヤーは貨幣換算レートが回復しない限り戻ってきません。マイアミにとっての外人バイヤーは、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットやカリフォルニアの人々へとシフトしていくでしょう

 

*参考資料:Miami Agent Magazine 2020 Real Estate Predictions / 不動産業界のトップにインタビューから

 
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