マイアミ都市圏では、2015-16年をピークに不動産価格が緩やかに下降してきていました。今年に入ってコロナウイルスパンデミックによる不動産価格への影響が心配されましたが、実際には平均価格、中間価格ともに去年を上回るようになってきました。まだまだ市場に出回っている物件の数が多く、マーケット調整の時期には入っていますが、売り物件数は順調に減ってきています。新築コンドミニアム物件は、売主(デベロッパー)がかなり強気な値段をつけてきているので桁違いに高価ですが、築10年から20年のコンドミニアム物件は値段が安定しておりこれからの大きなキャピタルゲインが見込めるでしょう。一戸建てのマーケットは、パンデミック、そして新しい税制の影響を受け、高額物件を中心に値上がりしてきています。この先、この傾向は、全ての価格層に広がっていくと予想されます。11月のマイアミデード郡の中間価格は、約40万ドル(約4千4百万円)で平均価格は初めて60万ドル(約6千6百万円)を超えました。現在のマーケットでの投資は、年リターン10% + キャピタルゲイン(*5年以上投資)を基本に購入することだできます。これから、投資家にとって”買い”のマーケットとなるでしょう。