コロナウイルス、パンデミックによるマイアミ不動産マーケットへの影響(3月〜5月比較)

マイアミ周辺では、6月1日から基本的に全てのビジネスが開放となりました。今のところレストランやバーなど人が集まる場所では、キャパシティーの50%に制限されてますが徐々に解放される予定です。尚、不動産関連業(建設業を含む)はEssential Business(重要なビジネス)と指定されていたのでシャットダウンは、間逃れました。しかし内見の拒否などによる影響があちこちで発生しました。5月半ばからこのような規制もなくなり、今月からオープンハウスも再開しています。さて、過去3ヶ月間の不動産マーケットへの影響を比較してみました。下記のような統計となています。(参考ビデオ
 
売却物件総数比較(マイアミデード郡)
2019年3月〜2020年3月   - 11%
2019年4月〜2020年4月   - 48%
2019年5月〜2020年5月   - 60%
 
売却される物件数が減ることによって売り物件が増加しています。マイアミデード郡では、通常1800〜22000物件が売り出されていますが、5月末時点で28000物件へと増加しています。5月には、そのうち1200物件(約4%)が売却されました。6月に入って5月に比べかなりの物件が動き出しています。6月の総計はまだ出ませんが、5月がこのパンデミックで最悪の月となるのではないでしょうか。今回のパンデミックは、基本的に経済システムに関連して起こったものではないので不動産価格への影響はほとんどないようです。今後の早急なる回復が期待されます。
 
MD - 3 Miami-Dade March 2020 Snapshot
MD - 4 Miami Dade
MD - 5 Area Report _ May 2020