Miami Real Estate Market Report – January 2021
カテゴリー: ブログ
マイアミの不動産価格が上がり始めています!
マイアミ都市圏では、2015-16年をピークに不動産価格が緩やかに下降してきていました。今年に入ってコロナウイルスパンデミックによる不動産価格への影響が心配されましたが、実際には平均価格、中間価格ともに去年を上回るようになってきました。まだまだ市場に出回っている物件の数が多く、マーケット調整の時期には入っていますが、売り物件数は順調に減ってきています。新築コンドミニアム物件は、売主(デベロッパー)がかなり強気な値段をつけてきているので桁違いに高価ですが、築10年から20年のコンドミニアム物件は値段が安定しておりこれからの大きなキャピタルゲインが見込めるでしょう。一戸建てのマーケットは、パンデミック、そして新しい税制の影響を受け、高額物件を中心に値上がりしてきています。この先、この傾向は、全ての価格層に広がっていくと予想されます。11月のマイアミデード郡の中間価格は、約40万ドル(約4千4百万円)で平均価格は初めて60万ドル(約6千6百万円)を超えました。現在のマーケットでの投資は、年リターン10% + キャピタルゲイン(*5年以上投資)を基本に購入することだできます。これから、投資家にとって”買い”のマーケットとなるでしょう。
![]() |
![]() |
500 アルトンロードと”キャノピークラブ” – 500 Alton Road and “The Canopy Club”
|
|
|
投資として考えるマイアミ不動産
マイアミの不動産マーケットは、よく” Market of expectations ” (期待のマーケット)とも呼ばれます。個人レベルの売主、買主だけではなく中型、大型デベロッパーまで将来に期待をしすぎる傾向が強く、懸念されます。マイアミ近郊では、
|
|
スターアイランド – STAR ISLAND
1922年、人口島として完成したスターアイランドは、
ジェニファーロペス、アレックスロドリゲスが購入した 13 Star Island Drive |
スターアイランド(1922年) |
スターアイランド(現在) |
ポストパンデミックのマイアミ不動産マーケット
マイアミデード郡 | マイアミビーチ | |
3月 | -11% | -26% |
4月 | -48% | -55% |
5月 | -60% | -70% |
6月 | -35% | -40% |
7月 | -24% | -12% |
|
|
マイアミ不動産マーケットの回復状況
フロリダ州のコロナウイルス感染者数が増加しています。数日前、1日の感染者数が、大台の1万5千人を超えました。この状況に伴い、感染者数の多いマイアミデード郡では、レストラン内でのサービスを禁止、短期賃貸を全て禁止するなどの緊急措置が取られています。さて、マイアミの不動産マーケットはどのような影響を受けているのでしょうか?
6月にはいり、売却総数が大きく回復しています。5月の売却総数は去年5月と比べて約60%減となりましたが、6月は去年6月と比べて35%減となっています。この回復状況は、マイアミ周辺の全ての地域に当てはまり、実際にコロナウイルス、パンデミックによる最悪の月は5月であったと確定することができます。しかし、この数日の前例を見ない多数の感染者数を考慮すると不動産マーケットの回復にはまだ時間がかかると予想しなければならないでしょう。今のところ、不動産価格には影響は見られません。またトレンドとしては、感染する可能性の高い人の集まるコンドミニアムを避け、一軒家を購入する傾向が高まってきています。
*参考ビデオ(英語)
![]() |
|
コロナウイルス、パンデミックによるマイアミ不動産マーケットへの影響(3月〜5月比較)
![]() |
![]() |
![]() |
マイアミコンドミニアム、4月のトップセール
|
|
|